ネットバンクで住宅ローン？
住宅ローンを組む時に、どこの金融機関を選ぶかというのは重要なことになります。
都市銀行にするか、地方銀行にするか、信用金庫や信用組合にするか、労働金庫にするか、フラット35にするか…？？？
当然それぞれ、メリットもあればデメリットもあるので、一概にどこが良いかとは言えませんが、最近お客様から「ネットバンク」の住宅ローンについてのご質問が多いと感じています。
最近は実店舗を持たないいわゆる「ネットバンク」を普段から利用されている人も多く、そのサービスの一つに「住宅ローン」の融資もあります。
では、ネットバンクで住宅ローンを借りる際のメリットとデメリットはどんなものがあるのでしょうか？
今日はネットバンクで住宅ローンを借りる時のメリットとデメリットについて解説してみたいと思います。
ネットバンクとは？
ネットバンクとは、ネット銀行とは、対面の店舗を持たず、インターネット上での取引を中心として営業している銀行のことを言います。
ネットバンクの主なものとしては、ソニー銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行、ローソン銀行などがあります。
ネットバンクで住宅ローンを借りるメリットとは？
ネットバンクで住宅ローンを組む場合のメリットしては3つあります。順番に解説していきます。
メリットその① 金利が安い
一般的な金融機関に比べて金利が安い傾向にあります。
2022年4月現在、一般的な銀行の住宅ローンの金利は0.55～0.8％（変動）ぐらいといったところ。
それに比べてネットバンクだと変動金利で、auじぶん銀行で0.31％、PayPay銀行0.38％などと0.3％台の金利が提示されています。
メリットその② 自宅に居ながら手続きが完了する
通常の銀行などですと、店舗の窓口へで出向いて住宅ローンの申込みを行うのが一般的です。
ネットバンクにはそもそも店舗が無いので、すべて自宅のスマホなどで手続きが完了してしまうことがほとんど。
お仕事で忙しい方でも24時間いつでも手続きが出来るので時間的な制約に影響されにくいのが便利です。
メリットその③ 諸費用の負担などが少ない
もう一つのメリットして、諸費用の負担が少ないというのがあります。
例えば契約印紙代（２万円ほど）がネットでのお申し込みの場合かからなかったり、変動から固定への金利タイプの変更手数料が不要であったりする場合があります。
ネットバンクの会社ごとにサービスが異なるので、その辺りも比較しながら検討してもいいかもしれません。
ネットバンクで住宅ローンを借りるデメリットとは？
では逆にネットバンクで住宅ローンを組む場合のデメリットとはなんでしょうか？
こちらも３つほど挙げていきたいと思います。
デメリットその① すべて自分で実施しなければならない
店舗型の一般的な銀行などでの住宅ローンだと、不動産屋さんなどの担当が住宅ローンを取り次いでくれたりしますが、ネットバンクだと基本的に自分ですべてを行わないといけません。
ただでさえ分かりにくいと言われている住宅ローンの申込から契約、実行などまですべて個人でやらなければならないので、住宅ローンがよくわからない方は不安に感じるかもしれません。
デメリットその② 審査が厳しい
一般的にネットバンクの住宅ローン審査は厳しいと言われています。
例えば年収が４００万円以下では対象外となったり、一般的な金融機関で審査が通っているのにネットバンクではゼロ回答だったりと、住宅ローンそのもののハードルが高くなていると言われています。
デメリットその③ 店舗がないので相談できない
住宅ローンを実行した後、すなわち返済が始まってからでも住宅ローンの金利タイプの見直しや繰り上げ返済の相談、保険商品などの相談など、金融機関とは長いお付き合いになっていくのが普通です。
ただ、ネットバンクでは店舗や決まった担当者がいるわけではないので、そういった相談の範囲が限られます。
そこもデメリットと思う方もいます。
まとめ
ネットバンクでの住宅ローンは、金利も安く申し込みも自宅完結といったメリットもありますが、その反面、審査が厳しく、すべて自分で手続きしないといけないといったデメリットもあります。
単純に金利の安さだけで比較せず、総合的に検討したほうが良いです。
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