今日は、住宅ローンの金利の違いで、ぶっちゃけどれだけ総返済額が変わってくるの?
ということについて一緒に検証していきたいと思います。
住宅ローンというと金利のことや、毎月の返済額の事は気にされますが、総返済額、つまりトータルでいくら返済することになるのか?ということになるとその違いに対して注意を向けることが少ない印象です。
金利の違いで総返済額がどれぐらい変わってくるのか、見ていきましょう!
住宅ローンを利用する時には、いくら借りるか?で皆さん悩まれると思いますが、住宅ローンには当然「利息」というものが付いてきます。
つまり、貸して下さる銀行さんなどの「利益」となるものですね。
借りた金額+利息(つまり銀行さんの利益)の二つを合わせた合計が最終的に返済する総額になります。
ちなみに借りた元々の金額を「元金」と言ったりします。
金利と利息の違いは、ザックリ言うと「金利」は率、つまり割合のこと、利息はその金額のことだと思ってもらえばいいです。
では、金利の違いで総返済額がどれだけ違うのでしょうか?
お客様からよくお聞きするのは、例えば3000万円ローンを組んで、金利が0.1%違うとすると、3000万円の0.1%だから「たった3万円」しか違わないの?と言うイメージを持っている方、結構いらっしゃいます。さて、本当にそうでしょうか?
では、シュミレーションしてみましょう。3000万円のお借り入れをした場合を想定して、金利0.5%で35年返済をした場合と、0.6%で35年返済した時の総返済額を計算してみます。
今回はずっと金利は変わらず、繰り上げ返済はしなかったと仮定します。
3000万円借り入れて、0.5%で35年返済した場合の総返済額は32,707,757円となります。
3000万円借り入れて、0.6%で35年返済した場合の総返済額は33,267,640円となります。
総支払額の差は559,883円となります。3000万円の0.1%の3万円の差ではなかったですね。
ちなみに、フラット35という長期固定の金利(2021年3月現在)1.35%で計算すると、3000万円を35年で返済した場合、総返済額は37,660,136円となります。0.5%と比べて金利のわずか0.85%の差で、4,952,379円もの差が開いてしまいますね。
金利の差って、総返済額に大きく影響していきますね。
ちなみに、バブル時代、住宅ローン金利が最も高かった時って最高何%だったと思いますか?
なんと、最高8.9%という金利だったことがあるそうです。
この場合だと、3000万円借りて35年で返済した時の総支払額が97,842,293円!1億円近くなってしまいます。そう考えると、今は低金利でいいですね!
住宅ローンを組むときは、総返済額を確認しましょう。
家の購入は何千万円と大きなお金になるので、数十万円の差が小さく見えてしまいますが、実際は大きなお金です。大切に使っていききたいですね。
今日は住宅ローンの金利の違いで、総返済額がどれだけ変わってくるかというお話をしました。
この記事が少しでもマイホーム購入のご参考になればうれしいです。
もし何かマイホーム購入のことで分からないことがありましたら、お気軽にご質問ください。