住宅ローンの変動金利ってどういうもの?
住宅ローンを借りる時、変動金利か固定金利でどちらを選ぶのか選択をしないといけません。
フラット35のように長期固定金利しかない場合は別ですが、一般の銀行で住宅ローンを組む場合は、変動金利、3年固定、5年固定、10年固定、全期間固定など金利のタイプがいろいろあってどれを選ぶべきか迷ってしまう人も少なくありません。
各金利タイプによって良いところもそうでないところもありますし、どれを選べば間違いないかは未来になってみないと分からないことですので、余計に迷ってしまいますね。
お客様のお話を聞いていると、とりわけ「変動金利」について誤解されているというか、過剰なリスク意識がある方が多いようです。
今回は、誤解されがちな「変動金利」について簡単に解説したいと思います。
【注意】
この記事は変動金利について一般的な解説をするもので、金利タイプの良し悪しを主張するものではありません。実際に住宅ローンを組まれる際は、ご自身でしっかり考えて金利タイプをお選び下さい。
変動金利って、毎月金利が変わるの???
変動金利と聞くと、金利が頻繁に上下するイメージが湧いてしまいませんか?
実はそういう方が多いです。
今月と来月の金利が変わって返済額も一定しないのでは?と思われてしまうようです。
「変動」なので、当然金利は変わっていくものなのですが、毎月毎月金利が変わるわけではありません。
では、どれぐらいのスパンで金利が見直されるのかというと「半年ごと」です。
半年ごとに借り入れしている金融機関から向こう半年の金利のお知らせが届きます。
過去の実績を見ると、変動金利の金利見直し幅は緩やかで、半年ごとに荒々しく上下するイメージではありません。数年変化なしの期間が続くこともあります。
金利が変われば月々の返済金額も変わるの?
半年ごとに金利が変わるということは、もしも次の半年の金利が変われば、月々の返済金額も変わってしまうのでしょうか?
毎月6万円の返済を見込んでいたのに、金利が上がって今月から6万3千円の返済になった…とはなりませんのでご安心下さい。
変動金利で半年に一度金利が見直されても、5年間は返済額そのものは変わりません。
例えば、変動金利で毎月6万円の返済を組まれている場合、例え金利が変わっても5年間は毎月6万円のままになります。
どういうことかというと、金利が変更になった場合でも返済額は6万円のままで、その返済内訳の「元金」と「利息」の割合を変化させる仕組みになります。
金利が上がれば、返済金6万円の内の元金比率が下がり(利息比率が上がる)、金利が下がれば6万円の内の元金比率が上がり(利息比率が下がる)ます。
では、5年後には返済金額が変わってしまうの?
5年間は金額固定というお話をしましたが、では、5年後はどうなるかというと、返済金額の見直しとなります。
もしも、5年後に変動金利の利率が上がっていたら、返済金額も上がってしまいます。
ただし。
ここでもルールがあります。
金利がものすごく上がってしまい、当初計画していた返済計画が狂ってしまうことを最小限に留めるため、金額上昇の上限が規定されています。
それが、それまで返済していた金額の125%までというものです。
金利がバブル的に大きく跳ね上がったとしても、返済金額が元の倍とかになってしまっては破綻してしまう人も出てくる可能性があります。
そのため、どれだけ金利が上昇しても返済金額の125%以上にはしてはならいない決まりがあるのです。
まとめ
変動金利は、固定金利に比べると短期間で金利の見直しが行われ、下がったり上がったりします。
銀行側にとってはリスクも少ないので、その分金利設定が低く抑えられています。
低金利時代には変動金利は総支払額が低く抑えられるので良いですが、金利ばかりは社会情勢等に影響を受けるので、有利か不利かは判断が難しいところ。
金利タイプの特徴を知って、検討したいですね!
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